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Vol.10  くすのきのおやじ

その連絡が来たのは、夕べのことでした。

「なにっ? くすのきのおやじが倒れた? どういうこと!?」

二酸化炭素君はその連絡を受けて気が動転してしまいました。
そんなことがあるはずない、これは嘘だ、悪夢だ、信じるものか・・
二酸化炭素君は自分に言い聞かせました。

しかし、その連絡は、生き別れた兄、一郎からのものでした。
兄が嘘を言うはずがないし、ましてくすのきのおやじのこと、
兄を信じるしかありませんでした。

「兄ちゃん、いまどこ? うん。うん。
わかった。ぼくもすぐに向かうよ。兄ちゃん、そこにいてよ。
待っててよ!」

二酸化炭素君は、とるものもとりあえず、急いで例の丘に向かいました。

二酸化炭素君の胸には、小さい頃遊んだ美しい丘と、そこに住む物質たち、
そして、丘にそびえる大きなくすのきのおやじの姿がよみがえっていました。

花が咲き、明るい日差しに照らされた緑豊かな丘の上の小さな林。
やさしい笑顔で二酸化炭素君を見守かえでシスターズやくぬぎの若旦那。
凛としたくすのきのおやじのまわりには、風にそよそよとゆられながら、
二酸化炭素の仲間が我先にと、葉の中へと入り込もうとしています。
そんな二酸化炭素たちに、やさしく語りかけていたくすのきのおやじ。

「そんなことがあっていいわけない・・・」

そうつぶやきながら、二酸化炭素君は道を急いだのでした。

<つづく>
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by mokuiku | 2011-05-28 19:14 | 二酸化炭素君

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